めちゃかわいい子、来た

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めっちゃかわいい子、来た。26歳男。
「ほんとにかわいい子がきちゃった」って思わず出てしまった。47歳お詫びの気持ち。

「やっぱりきれいじゃないですか」と私に言う。5回も言った。26歳が、47歳に。
なんでそんなこと言うの。ああ不安。人は謎に直面すると不安になる。その理由が悪いことだったとしても、わからないよりもわかるほうが不安がなくなっていい。

きれいですよね、と褒められるたびにめちゃ嬉しいけど心地悪い。
セフレじゃなくて恋人がほしいのよ。でもこれ最上級でセフレよね。私わかってて今日来たよね?


いろんなことが「面倒なんですよね」って話す、いまどきの若い感覚か。
「でもそういうの、人に話すと、今の子だって言われるから話したくないんです」
やる気もないけどそれも見せない。ラインの返信もあとになればなるほど面倒になるから早く返すらしい。すぐ反応してくれるのが嬉しかったけど、おばちゃんの勘違いだった。ほら、やらかしてる。

店を決めた一番の決め手は暗いかどうか。蛍光灯で会ったら即死する。とにかく暗い赤い、灯り、みたいな面倒なリクエストに応えて、探しまくって予約してくれた。それに、20も違うのに一緒に飲むの見られるの可哀想だから個室。


1時間ぐらい経ったかな。「隣に座ってくださいよ」と私のグラスを自分の横に持って行く。
え、絶対無理。
じゃ、ぼくが行きます。ってほんとに隣に来た。ぴとってくっつかれる。
全身が、きゃーーーーーーーーーーーーーって言ってる。

「ハグしましょう」

!?


「ハグしましょう」
「ハグしましょう」
「ハグしましょう」

むかーし16個下のセフレと出会ったときに言われたのも「ハグしましょう」だった。ばばあはハグが好き。完全にばれてる。肉厚なので断っていたけど、わかるかな、かわいい子がくれる千載一遇のビッグチャンス。乗るしかないよね。

そのあとはわりともうなし崩し的にちゅーしまくったね。店出たあとは上野公園まで歩いて、そこでもしまくったよね。もう最後と思ってしたよね。冥途の土産だよね。ホテル行きましょ、泊まりましょ、って、なんっ回も言ってたけど、申し訳ないけどそれは行けない。47歳、急には泊まれない。

しっかし「泊まる」というのは斬新だった。確かに若いころは泊まったかもしれない。うん。でももう帰らないと。顔がやばい。同じ服で出勤なんてできない。伊豆に1泊行くぐらい支度が必要。
ありがとう、26歳。可愛かったー。

今日も私は「セフレじゃなくて恋人がほしいのよ」

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